【 EDH 】不可解なるイスペリア
久しぶりの更新は、EDHイスペリア(旧)の構築について考えてみたいと思います。

昔はりゅーさんの記事が秀逸で、それを読んで自分でも組みたくなったという経緯があるのですが、その記事はいつの間にかネットから姿を消してしまってて、残念至極です。

Isperia the Inscrutable / 不可解なるイスペリア(1)(白)(白)(青)(青)
伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
不可解なるイスペリアがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、カード名を1つ指定する。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。そのプレイヤーが指定された名前のカードを公開した場合、あなたのライブラリーから飛行を持つクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
3/6

テキストは長いですが、要するに「条件はあるけど、強力なサーチエンジンだよ」と書いてあります。EDHイスペリアは、この能力を活かして、状況に合わせ、エイヴンの思考検閲者やリンヴァーラ、あるいは太陽破の天使や吸収するウェルク、魅力的な執政官などをサーチして、相手の行動を制限しながら、こちらの航空兵力を展開していくのが基本的な戦術になりそうです。

イスペリアを統率者としたデッキの勝ち筋としては、だいたい次の3つが考えられます。
1.大量の航空兵力を展開して、圧殺(カジュアル向け、天使マニア向け)
2.潮吹きの暴君+金切り声のドレイクでバウンス祭り(嫌われたい人向け)
3.金切り声のドレイクで上位の空民、エラヨウを反転させ、法の定めを貼る(サディスト、友達のいない人向け)

方法1はプレイしてて一番楽しそうですが、勝つまでに時間がかかりそうなのが難点です。

特筆すべきなのはむしろ2、3の方法で、いずれも、コンボパーツが統率者でサーチ可能なので(法の定めは幻の漂いから変成)、2~3回のアタックでパーツが揃ってしまうのが他にない特色です。卓の空気が悪くなりそうなのが難点ですが、空気がすでに十分に悪い場合は、気兼ねなく2や3を積んでおいて良いでしょう。

イスペリアの能力を活かすには、アタックを通して相手の手札を当てるという工程が必要になるわけですが、その役割にうってつけなのがバウンススペルです。ブロッカーを排除すると同時に、手札当てゲームの回答を得る。実に噛み合ってます。

バウンススペルはまた、イスペリアを守るのにも使えますから、いつ引いても嬉しいカードとなりそうです。軽量バウンスは詰め込めるだけ詰め込みましょう。貿易風ライダー、霧鴉なども選択肢になりそうです。

アタックを通す以前に、統率者を相手の除去から守ることも重要です。イスペリアはテキスト欄に「サーチエンジンです」と書いてあるような危険生物であるにも関わらず、除去耐性と言えばタフネス6である点だけなので、ただ何となく召喚しただけではあっさり農場送りになったり、骨を砕かれたり、恐ろしい死を迎えたり、木化したり、コントロールを奪われたりと散々な目に合い、すぐに再召喚が難しくなること請け合いです。

なので上記のバウンススペルに加えて、例えば速足のブーツやザルファーの魔道士、テフェリー、ルーンの母などを駆使してイスペリアを全力で守れる構成にしておきます。イスペリアを守り、アタックを2~3回も通せば、得られるアドバンテージでゲームは大きくこちらに有利に傾くはずですから、「守って、アタック」の工程に注力したデッキ構築が重要になるかと思います。

リストは次の更新で。
椿

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索